イズ・エー [is A.]
- 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
- 発売日: 2005/05/25
- メディア: DVD
- クリック: 19回
- この商品を含むブログ (27件) を見る
少年犯罪は重い。
被害者の父親、加害者の父親、加害者の少年の三人の視点で描かれているのだけれど、加害者の父親役の内藤剛志氏の演技が切ない。
一応主役はツダカンだったのだけれど、存在感は内藤氏の方が強かった。
加害者の母親が「どうして」と言うシーンがあるのだけれど、事件に関わった人は多分皆思っていると思う。
でも加害者の少年がしたことに、本人としては理由なんてなかったんじゃないかな。
加害者の少年は(全てが)わからない、だから確かめるために犯罪を重ねたんじゃないかと。
それは犯行声明の「僕は痛みを知らない〜」に表れていると思う。
何より悲しかったのは、加害者の父親が事件を起こした息子を海で殺そうとするシーン。
父親のそこまで思い詰める気持ちを考えると苦しい。
そして、そういう様な場面にならなければ父親と息子が本気で対峙出来なかったということ、というのが問題の根源にあるのだとが、主役のツダカンでは無く内藤剛志氏と小栗旬が取っ組み合うカットがDVDのメニュー画面とラベルになっているのを見てそう思った。