はてな年間100冊読書クラブ62冊目

河よりも長くゆるやかに (小学館文庫)

河よりも長くゆるやかに (小学館文庫)

世界で一番馬鹿な生き物である男子高校生*1の、馬鹿なりに色々あるんですよ、っていう青春群像劇。
舞台は米軍基地の傍にある、一応進学校の男子高校で、
女と聞けばやりたがり、大麻と聞けば吸いたがったりする、どこにでもいそうな普通の男子高校生達が主役。
だけど各々事情を抱えていて、それをさらーっと違和感無く描くのがいいんだよなぁ。
最近はトラウマとか大げさに書きすぎだよね。*2
私も地元に外人多いからこの漫画の感じ、親近感湧きます。


吉田秋生は女性の作家なのだけれど、この人の男子高校生の描写凄いよー。
リアル男子高校生の感想を聞きたいわ。

*1:次点は男子中学生

*2:吉田秋生作品でも「YASHA」はちょっと大げさ