田舎者ですから

たまに都会に遊びに行くと超怖い。
歩いていたらいきなり女の人が「色白いですねー細いですねー何かやってるんですかー時間あります?」
とか聞いてきて、こっちが歩いててもついて来るの。
「すすすすみません、急いでるんで!!」って言ってダッシュで逃げたけど。
壷売りつけられるかと思った。


この間中野のまんだらけに行って、
「あー青池保子先生って昔はあんな黒目だらけのお目目パッチリのお姫様もの描いてたんだー読んでみたいなーって四万円かよ!?」
とか、山岸凉子先生の「日出処の天子」の画集が喉から手が出るほど欲しかったけれど、なかなかいいお値段で手が出せなかったりとか、
内田善美先生の初版の画集の値段にびっくりしたりとして、
結局漫画は何も買わずに帰ろうと駅に向かって歩いていたら、横から「すみませーん」と声をかけられて、
わー道聞かれたらどうしよー私この辺の人じゃないのになぁなんて思ってそっちを見たら、
後ろにスーツを着た男の人が立っていたのですよ。
なんだろと思ってジーっと見たら「キャバクラです」ってうぇぇぇぇぇぇ!?
びっくりしてぽかーんとした後、はっと我に返って
「すみません、まだ働ける年齢じゃないんです」
「えーいくつなの?大人っぽく見えたー」
「すみませんね」
「いえいえ」
てな感じで終わって、断ったら髪の毛にガム付けられたりして…キレられたりして…
なんて思ったのだけれど、案外紳士的だったので驚きました。
けど都会に住んでる女の人は、毎日の様にあんな風に声かけられたりしていると思うと、都会に住むのも楽じゃないなぁ、と思う訳です。
急いでる時とか困るもんな。