暗い部屋

友達とギターを合わせるために久し振りに教室へ行ったところ、暗い暗い暗い。
鬱々とした空気が漂っていて、何と無く来ては行けない様な気になりました。
教室に生徒が居る時は来るな、と言われたので言われた通りに教室が終わる時間を見計らって来たのに。
目的であったスピッツのスカーレットを友達と合わせるものの、静か過ぎて居心地が悪い。
以前の教室の騒がしさが全く無くて、それは生徒が帰ったせいもあるかもしれないけれど、
以前だったら生徒が帰った後も、先生同士で和やかな談笑をしていたりしていて、声が絶えたことはほとんどなかったのに。
普段もこうなの?と聞くと、生徒が居る時でもとても静かだそうだ。
去年二人の先生が辞めて、その二人の先生が人間社会の歪の集まりである教室の潤滑剤になっていて、
その二人が居ないと、先生はやる気を出さない、生徒もやる気を出さないで、まとまりなんぞも無く。
ゲームに熱中する人や、個室に篭る人、ひたすら携帯をいじってメールを打つなどなど。
以前は静かにしろと言っても黙らない位、笑い声はしゃぎ声叫び声がうるさくてうるさくて仕方が無くて、
てか私卒業するまでには一回キレてやろうと思ったの位なのに。
しかも今の教室は、心地のいい静けさではなくて、鬱々として陰気な、ピリピリとした空気の静けさ。
ギターを弾いている最中も、「早く立ち去れ」と無言の重圧がかかっている様で、私は早めに切り上げることにしました。
肝心のギターは、イントロと間奏が出来ない。
というか手をつけていなかった。