はてな年間100冊読書32〜45冊目

作者: 青池保子
出版社/メーカー: 秋田書店
発売日: 1997/09/01
メディア: 文庫
クリック: 3回
この商品を含むブログ (14件) を見る

これ本当にはまっちゃいましたよ。
面白くて夜眠れない時なんか何度も何度も読み返したし。
回が進むにつれ人格崩壊していくキャラとか、よりヘビーになっていく軍事知識とか…。
T-72に大の男三人でぎゅうぎゅう詰めで乗って、戦車の性能と湾岸戦争の関係について吠え出す少女漫画って。
しかし本当にこの漫画、少女漫画なのに男（特におっさん）率高い。
男率の高さだったらBANANA FISH も負けてないけれど、BANANA〜は美形若者中心、エロイカはおっさん中心だからな。
スパイのおっさん達が世界を股にかけて、あっちをどたばたこっちをどたばた。

そういや少佐は軍人の癖になんで長髪なんだろう。
あれ絶対に髪邪魔だと思うのに、と考えながら友達の貸してくれた、以前テレビでやっていた美内すずえ先生、庄司陽子先生、青池保子先生のインタビューを撮ったビデオを見ていたら、
「黒髪の長髪好きなんですよねぇ」
と言っていて、「あぁ単にフェチなんだ…」と納得。
まぁおかしいと言えば、はいからさんが通るの伊集院少佐の方が、
ロシア人とのあいのこな上に長髪で軍人だからな。おかしい。まぁ少女漫画だし。

話がそれましたがエロイカ〜、ソ連崩壊で、の漫画の主軸だった西VS東という対立構造がなくなってしまっても、続けていけるのがすごい。*1

そういや少佐はAセクシャルなの？それともただ無機（戦車など）にしか愛情を注げない人なのか？

*1:「皇帝円舞曲」で終わった感じになっているが、何年か後に連載開始している