はてな年間100冊読書クラブ19冊目

ムーン・ライティング (白泉社文庫)

ムーン・ライティング (白泉社文庫)

豚になってしまう人間の話なんですが、やっぱり「三原順」という感じ。
三原順の作品は、容赦なく現実や人間というものを突きつけてくる。
けれどそれらの本質は中々掴めなくて、漫画のキャラクター達に葛藤させ続け問い続けているんじゃないかな。
本来ならばこんな事は見ない振りして考えずに生きた方が幸せなんだろうけど、それではやっぱりいけないんだと思う。
そう思っている少女達がいたからこそ、三原順は人気だったんだろうなぁ。
皆やっぱり本当の事を知りたいんだ。