今日は放課後、美術館に行ってきました。
閉館一時間前に入ったので、あんまりゆっくり見れなかったのですが、
お目当てだった鏑木清方の絵を見れて良かったです。
しかも大きいサイズの絵で、思わず絵を囲っているガラスに張り付いて見入ってしまいました。
少女なのか少年なのか分らない子が、
何も知らないような、何も考えていないような無垢な目でどこかを見ている
「薫風」(上の画像)は、色使いと優しいタッチの線がとても素敵です。
私は特にこの人の色使いがとても好きで、後は描いている人物が私好み。
儚くて今にも消え入ってしまいそうな位の透明感。
実際には中々いないのです。


他の作品も見て回ったのですが、覚えている限りで書くと
伊東深水の描く女の人もとても綺麗でした。
この人は結構はっきりとした、けれどちょっとくすんだ色を使っていたような。
線もはっきりしていて、意志の強そうなキリッとした美人だったな〜。


オディロン・ルドンという人の「聖アントワーヌの誘惑(第3集)」?
という絵がめちゃくちゃ怖かったです。
絵の保存のため美術館の照明が薄暗くしてあるため、
それもあってかもう気持ち悪くなるくらい。
でも怖いもの見たさで何回か見てしまいました。
ちなみにこれの上から三番目です。


勅使川原蒼風と棟方志功の作品は、
以前母と行った東京国立近代美術館で見た覚えが。
大きくて目立っていたし、母が「棟方志功、有名な人よ」などと言っていたので*1覚えています。
勅使川原蒼風の作品は、墨で大きい紙いっぱいに描かれた作品が何点かあって、
私の頭ではよくわかりませんでした。
そういえばこの人って生け花の人なんですってね。
棟方志功の「二菩薩釈迦十大弟子」、向かって左端の菩薩が美しい。
菩薩って確か両性なんですよね?
おっぱいポロリしてました*2


最後にもう一回だけと思って「薫風」を見に行こうと思ったら、
十分前なのにもう扉が閉められていて、
「もう見れないんですか?」と聞いたら
「えぇ……まぁ…」のような返事。
もう少し見せてってくれたっていいだろ、
てかまだ見てもいい時間だろ、と思いつつ
「そうですか、わかりました」と引き下がる。
七月までやっているそうだから、もう一回くらい見に行こう。

*1:私は詳しくないのでよく分からない

*2:不謹慎ごめん