漫画に耽る

図書館へ行って本を借りてきました。
明日行こう、明日行こうと思い続けて早一週間・・・。

相変わらずガラスの仮面は面白すぎですが、たまたま借りたコーリングがすごい面白かったです。
原作は小説らしいのですが、愛を知り、愛と憎しみの狭間で揺れる美しい妖女の姿がたまりません。
一晩中ずーっと読んでました。素敵・・・


吉祥天女も広い意味で妖女物ですかね。
読むのは二回目ですが、高校生にしてこの悪女っぷりはすごい。彼女はもしや人ではないのでは?と思うくらい、妖しくて。しかし女の業を一身に背負って。
彼女を妄想の中で犯している男達を、強気な態度でうまくかわしていたと思ったら、突然弱弱しくなって取り入って、最後には・・・。すごい。まさに飴と鞭の使い分け。
彼女は自分を取り巻く全てを憎んでるようで、色んな手を使って周りに復習を果たすんですが、爽快感は無く、ひたすら悲しいのです。


箱舟はうちが取ってる朝日新聞の4コマ(地球防衛軍のヒトビト)を描いているしりあがり寿先生の作品なんですが、あの作品とは全然違いました。
突然日本全体に大雨が降って、雨が止まない中歯磨き粉のキャンペーンの「箱舟」に人々が殺到する、と言うお話しなのですが、乗った人、乗れなかった人、乗らなかった人が主な視点で書かれていて、じわりじわりと迫って来る死を体感すると、人間ってこんなになってしまうのか、と思うくらいおどろおどろしくて。
でもラストは幸せそうでした。