青い車2

で、昨日私は「『青い車』が入水自殺の歌にしか聴こえない」と書いたんですが、
周りはどう思うのかな、と気になったので、一つ下の女の子に「青い車」の歌詞を読んでもらって(曲を聴かせたわけではなく)、どう思うかと聞いてみたところ、
「なんか・・・自殺の歌?」
と返ってきました。
おぉ!やっぱりそんな風に感じるよね!
なんてちょっと興奮しちゃいました。
肝心の歌詞はこちら


歌詞の解釈についてはこのページでの説明が、私の解釈とかなり似ていました。
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/5466/takeshi.html

まず冒頭の一行は、簡単なメタファーにより、絞殺、または、絞殺未遂を示唆させます。
何かに退屈して、その退屈が耐えがたく、そこから逃れるために選択される一つの非日常としての殺人。
それは、現代の若者にとっては、新しいシャツに着替えることとほぼ等価なのです。
そして「君の」青い車で海へ、おいてきた何かを見に。
この「君の」が「君と」ではないことに注目したいと思います。
つまり、恋人を殺した男が、殺した恋人の車に乗ってひとりで海へ向かう。
「おいてきた何か」とは何か?それは四連で「つまらない宝物」と「偽物のかけら」という言葉で暗示されますが、
結局最後まであくまでも「何か」であって明確な像を結ばないのです。
そして「輪廻の果てに飛び下りよう」「終わりなき夢に落ちていこう」という自殺(あるいは自殺願望)を示唆する描写。


私の言いたいことをほとんど言い尽くしてくれてる感じなんですが、私がいまだに引っかかってるのが
「永遠に続くような掟に飽きたら」という歌詞の「永遠に続くような掟」というのは輪廻転生のことで、
「輪廻の果てに飛び下りよう」は、それを終わりにしようという風に感じたんですが、
その後、「今 変わっていくよ」という歌詞が出てきて、そうなると辻褄が合わない気がするんですよね。
もっと他の解釈あるかなぁ。